糸井重里氏の2022-12-20の「今日のダーリン」に記されていた「このままじゃ、このままだと思った」という言葉がずっと心に残っている

「このままではダメだと思った」ではない。このまま何も行動しなくてもダメではないけど、何も変わらないまま一生を終えてしまうぞ、ということだ。これは自分でもうっすら気づいていたけど、なかったことにしたくてずっと箱の中に押し込んでいたことだ。

当たり前だけど時代は進んでいる。ポケベルの時代からケータイに、そしてスマホの時代になった。インターネットも一部のパソコン愛好者のものから誰でも当たり前の時代になった。世間は前に進んでいるのに自分が止まっていたら、現状維持どころかむしろ後退していってしまう。

それをわかっていながら行動できなかった。いろんなことを言い訳にして問題を先送りにしてきた。子育てが忙しい、体の調子が悪い、気持ちが乗らない。そうやって宿題をため込んできたツケがいつか大きく自分に返ってきている。そして何者でもない、何も成し遂げないまま一生を終えてしまう。

平凡な人生でもいいじゃないか。世の中に爪痕を残さなくても幸せならいいじゃないか。確かにそうだ。でも、それすらもしっかり前を向いて、着実に歩みを進めていかないとなし得ない世の中になってきている。このままではダメだ。このままでは。