大手企業に入社したものの、そこでうまくいかずにつらい思いをしてうつ病になってしまった、みたいな人の文章を読んだ。
これは誰が悪いとかというよりも「さっさと逃げる」選択をすべきだった。自分が悪くないから、必死の思いをしていい企業に入社したからとかを考えると、どうしてももう少し頑張ろう、という選択をしがちだ。そうやって精神を削っていると最悪の結果になってしまう。
自分もそうだけど、人はもう少し逃げ癖をつけたほうがいいと思う。バイトでバックれたことがあるみたいな人はOKだけど、まじめにやってきた人ほど自分が頑張らないと、という気になってしまう。これが経営者だったらそうかもしれないけど、一社員が身を削って頑張ることにどれだけ価値があるのかというと、そんなにないんじゃないかな。もちろん成果は出さないといけないけど。
いったん心の病に冒されると、元に戻っているように見えて戻っていないことが多い。自分の身の回りでもそういう人がいたけど、以前の状態に戻っている人はいなかった。
危なくなったらまず逃げる。それを心がけよう。