「最近のコンビニのご飯はおいしい」というのはよく聞くし、自分も話を合わせてそう言ってしまう時がある。でも本当は昔のコンビニのご飯がおいしくなかったかどうか全く覚えていない。

小学生の頃に初めて近所にコンビニができてから、暇なときに立ち寄る便利な場所として頻繁に行った。雑誌や日用品はもちろんのこと、お菓子やパンはよく買った記憶がある。

とくにおにぎりが大好きで、海苔がパリパリのシーチキンマヨネーズのおにぎりは大好物だった。米が油っぽいというかふんわりしていなくておにぎりの味によってはおいしくなかったかもしれないが、シーチキンマヨネーズはその米とマッチして個人的には好きだった。

弁当や惣菜は買った記憶はなくて、その辺はよくわからないのだけど、自分の中に「コンビニのご飯がまずい」という思い出がひとつもない。むしろコンビニができてから今までコンビニには圧倒的な感謝しかない。こんな便利なものが世の中にできるなんて素晴らしすぎると子供ながらに思っていた。その気持ちは今もコンビニに入店するたびに再認識している。