Nintendo Onlineに信長の野望 武将風雲録が追加された。武将風雲録は信長の野望シリーズの中で一番好きなタイトルなのでとても嬉しい。小学生の頃にスーパーファミコン版の武将風雲録(正式名はスーパー信長の野望 武将風雲録)を買ってもらって以来、このシリーズが好きになり、PCエンジン版、プレイステーション版、Windows版、スマホ版といろいろなプラットフォームで出たものをプレイした。(他にもたくさんのプラットフォームに移植されているので、プレイしていないものがまだたくさんあるのだが)
Nintendo Onlineでの配信を記念して久しぶりにプレイすることにした。ただ単純にプレイしても面白くないので、縛りを設けることにした。最初はハゲ武将だけで天下統一しようと本願寺光佐で始めたが、意外と該当する武将が少ないのと、基準が曖昧だったのでボツにした(見ようによっては松平元康もハゲているように見える)
さて、信長の野望 武将風雲録の顔グラフィックには大きく2種類がある。織田信長や武田信玄、上杉謙信といった有力大名や、羽柴秀吉、柴田勝家といった有名な武将は、その武将固有の顔グラフィックが割り当てられている。一方、歴史の教科書に載らないであろう無名の武将は、固有の顔グラフィックがなく、何種類かのパターンと目、鼻、口、兜の形などが微妙に違うものになっているだけで大差がないものになっている。
そんな悲しいモブ顔の武将たちだって、実際の戦国時代では大いに活躍したはずだ。そんなモブ顔武将、いやモブ武将にフィーチャーしたい。そういう思いから今回はモブ武将だけで天下統一することにした。
モブ顔の武将のみ家臣にする。寝返りで固有の顔を持つ武将がうっかり家臣になってしまった場合、即処分する。
実力編はCPUが引きこもってしまうため、入門編・上級にした(が、結果的にあまり意味がなかった)
シナリオ1でプレイ。どちらのシナリオでもよかったが、2の方が固有顔が多そうな気がしたので1にした。
モブ顔の武将を捕らえたら問答無用で家臣にする。固有顔の家臣を捕らえたら斬首が基本だが、戦闘力を上げるために逃すこともある(最後には斬る)
モブ顔のみでクリアする以上、当然大名もモブ顔である必要がある。だが、戦国大名は当たり前だがそこら辺の武将よりも有名だ。なので、固有の顔を持っている方がほとんどでモブ顔の大名は数えるほどしかいない。シナリオ1における悲しきモブ大名は以下の5人。
この中で、一色家はモブ顔じゃない武将がいるため却下。なぜ大名はモブで火神がモブじゃないのか。佐竹家、赤松家は将来的に固有顔の武将(佐竹義重、黒田官兵衛)が出てくるため却下。(登場するまでに天下統一すればいいだけだが気持ちの問題)
残ったのは山名家と相良家。山名家の方が戦力的に上だろうということで相良家を選択した。
スタート時の相良家の家臣は3人。戦闘79の赤池長任、政治68の深水長智、なんの取り柄もない上村頼孝。そしてなんの取り柄もない上村と同じぐらい無能な大名、相良晴広。終わっている。
弱小大名の開始時のムーブは、米が高く兵が安い相場になるまでリセマラし、米を限界まで売って兵を買うというものだ。だが、今回はそれができない。なぜなら大名の政治が39しかないので行動力が足りないからだ。(米を売って兵を買うには行動力が40必要)無能にも程がある。仕方なく最初は米を売って次の月に兵を買った。
1555年6月、さっそく隣の日向の伊東家を潰す。相良と同じぐらい雑魚なのになぜか固有顔の伊東義祐。ムカつく。大名以外の武将はモブ顔なので全員ゲット。全員無能だけど。
1555年8月、島津家を倒す。後ろを守らなくてよくなり一気に戦いやすくなった。そしてモブ顔とは思えないぐらい優秀な伊集院忠朗をゲット。こいつを大名にしたい。見た目はほとんど一緒だし。
バトルサイボーグ赤池長任を島津家の猛者に突撃させて戦闘力を上げる。80を超えたら強気なメッセージになった。「相良にその名も高き」って言うようになったが、そもそも相良の名が高くない。
赤池の活躍で1555年12月に九州統一。こんな無能が九州探題を名乗るなんてとんでもない。
どの口が言う。
1556年4月。伊予の河野通宣を倒す。いつも雑魚呼ばわりされているこいつが固有顔なんだと言いたいが、相良の方が政治も戦闘も低い。無念。
1557年3月。ボンバーマン松永久秀が爆死。
1557年5月、尾張の織田信長に攻め入る。こちらは日本の半分を手にしているので兵力差は歴然。負けることはないと高をくくっていたら、手塩にかけて育ててきた赤池長任がノッブの鉄砲で殺害される。戦闘86ぐらいまで上げていたのに。一瞬ロードしようか迷ったが、それをしてはつまらないと思いとどまる。(実際にはロードしたのだが、また狙撃された)
スタート時から仕えてくれていた優秀な家臣を失ってショックを受ける。これから強敵の武田、上杉と戦うのに絶対に必要だったのに。悲しい。弔い合戦で大名の相良晴弘(戦闘46)で信長を倒しに行こうかと思ったが、無能すぎて使い物にならないから開始地点の肥後(現在の熊本県)に置きざりにしていたので、面倒すぎてやめる。普通にその辺にいたモブで倒した。
1557年6月。征夷大将軍に任命される。こんな無能of無能が。
辞退しろ。
赤池亡き後は田原親賢をエースとして育成することにした。政治70、戦闘78はモブとは思えないほど優秀。というか九州地方は優秀なモブ武将が多すぎる。島津の伊集院、大友の田原、臼杵、一万田、龍造寺の百武など。九州地方は戦国時代のメインストリームから外れているから顔グラなんてどうでもいいっしょ、と光栄(現コーエーテクモ)のスタッフが思ったのかは定かではない。
そうして田原を武田や上杉の優秀な家臣団に突撃して育てたおかげで軍師に昇格。確認したわけではないが、モブ顔武将に軍師になれる能力を持つものはいない。(軍師になるには政治と戦闘の合計が150必要)ギリギリ足りていないのが伊集院だったはず。有能ならモブ顔になるわけがないから当然か。
戦闘が85ぐらいになると、武田信玄と上杉謙信以外は怖くなくなる。その二人は離れたところから鉄砲を乱射するだけでいいし無問題。終盤は兵力も充実しているのでゴリ押しできるし。
最後はモブ大名仲間の佐竹義昭を脅迫して終了。
1558年10月に天下統一。のんびりやったけど3年半でクリアした。大変だったのは最初だけ。九州を統一してからは島津・大友・龍造寺の優秀な(といってもモブの能力なのでたいしたことはないが)家臣団のおかげでスムーズに攻略できた。
田原が出てくるのは胸熱。
久々に武将風雲録をプレイした。今やっても十分おもしろい。最近の信長の野望は複雑すぎて、頭が弱い自分はすぐにイライラしてやめてしまう。これぐらいのシンプルさが意外といいんじゃないかと思う。また新しい縛りプレイを見つけたらプレイしたい。