一時期はHHKBじゃないとキー入力ができないような体になっていたが、歳をとったせいか、キー荷重の重さに指が耐えられなくなってしまっていた。なので、Keychronのメカニカルキーボードをメインに使うようになっていたが、これもちょっと違うなと最近思うようになってきた。
他のキーボードを探す前に、HHKBのラバードームを軽いものに交換したらどうだろうかと思い、試してみた。
HHKB Professional HYBRID Type-S USキー
68pcsで$58だったが、セールをしていたので$46.4ドルだった。これに送料$12が加わって合計$58.4ドルだった。
このサイトを参考にした。HHKB Type-Sのものだが、HYBRID Type-Sもほとんど同じだ。
3本のうち1本は電池のところにある。静音目的のゴム足をつけていたが、ネジとは関係なくてよかった。
ツメを意識しながら慎重に本体を分離する。フレキケーブルがついているので、勢いよく外さないこと。
今回、フレキケーブルは外さなかったが、外した方が作業はしやすいと思う。外したらちゃんと付けられるか不安だったので外さなかった。フレキケーブルで繋がっている小さい基板を外すのもアリだと思う。(参考にしたサイトではそうしていた)
大量にあるので大変だが頑張って外す。ネジの種類は全部同じ (はず) なので、位置は覚えておかなくてよい。
大量のネジを外し終わったら、基板を外す。ラバードームがポロポロ落ちてくるので、中のスプリングを無くさないよう気をつけながら外していく。
キーボード側に新しいラバードームを乗せていく。基板側に乗せていく方法が正しいかもしれない。また、キーボード側に乗せる場合、キートップを外していないと浮いた状態でラバードームを乗せることになるので次の工程がやりづらくなる。できるならキートップ外しておいたほうがいい。
ラバードームを乗せたキーボードに基板をそっと乗せる。ネジ穴をしっかりと合わせること。基板をずらすとラバードームが動いてズレる可能性があるので基板の位置を変えるときはキーボードから外して行うこと。
また、ネジを締めるときはキーが浮いているので押さえながらする必要がある。結構大変なのでやはりキートップは外したほうがいい。(無刻印なので面倒だったのでやらなかった)
ネジを完全に締めるとキーが反応しない時にやり直すのが大変なので、ある程度できたら次の工程に移る。ただ、締めが甘いせいでキーが反応しないこともあるため、そこそこちゃんと締める必要はある。
本体を仮で付けて動作を確認する。ここでキーが反応しないとやり直しになる。
(Enterキーが反応しなくて一度やり直した…)
すべてのキーが反応していることを確認したら、基板のネジをしっかりと締める。ただ、ネジを舐める可能性があるので、その点は気をつける必要がある。
ツメを意識しながら本体を接合する。最後にネジを3本締めたら完成。
再度キーの入力がちゃんとできているか確認する。(ここで反応しないキーがあったらつらい)
今回交換したラバードームは35gの押下圧のものなので、かなり軽くなり自分好みの荷重になった。今、この文章をテスト的に入力しているがとてもいい感じだ。交換は成功と言っていいだろう。
ただ、今回のラバードームは普通のキーボードが買えるぐらいの値段なので、分解する手間を含めるとかなりコストが高い。気軽におすすめすることはできないが、HHKBをどうしても使いたいが、キーが重いな、という人はやってみてもいいかもしれない。