iCloudの非公開メールをメインで使いはじめて1年が経った

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Gmailをずっと使い続けてきたけど、iCloud+で非公開メールが作れるようになったので移行した。1年以上経過したが問題なく運用できているので紹介したい。

Gmailの不満は個人的な理由でGoogleのサービスの利用を控えたいというのと、スパムメールが増えてきたからだ。そこそこ短いメールアドレスだからか、頻繁にスパムメールが来る。いろいろなWebサービスでメールアドレスを使っているので、何回か漏洩の被害に遭っているのも原因かもしれない。

そういうこともあり、iCloud+の非公開メールを使うことにした。ランダムなメールアドレスをいくつも作成することができ、そのメールアドレスに送られたメールは、指定した (本物の) メールアドレスに転送される。本物のメールアドレスを直接使わなくなるので、漏洩のリスクから守ってくれるというわけだ。

この非公開メールをWebサービスごとに作成してWebサービスの設定からメールアドレスの変更手続きを行なった。1PasswordからGmailを使っているWebサービスを見つけ、ちまちま変更した。そもそも使っていないWebサービスに関しては、変更するのではなく退会手続きを行なった。

現在、非公開メールは167件ある。どのWebサービスで使っているか管理できるようになっているので、もしも漏洩した時でも安心だ。非公開メールの上限はなさそうなので、これ以上増えても大丈夫なはずだ。

非公開メールを使うメリット

スパムメールが完全になくなった。今後、スパムメールが届く可能性はあるが、どのWebサービスで使っているメールアドレスか特定できるので、新しい非公開メールを作ってメールアドレスの変更を行い、これまで使っていた非公開メールを無効にすればいいだけ。非公開メールの運用を続ける限り、スパムメールに悩まされることはない。

非公開メールを使うデメリット

MacやiPhoneでWebサービスでアカウントを作成する際、メールアドレスを入力する欄を選択すると非公開メールを使う設定が出るので、スムーズにアカウント作成時に非公開メールを使うことができる。ただ、たまにその設定が出ない時がある。その場合は設定.appから非公開メールを作成し、メールアドレスをコピーするという手順を踏まなければならなくなり、とても面倒だ。

あとは、Webサービス以外の人とやり取りするメールの場合、誰にどのメールアドレスを使ったかを記憶しておく必要がある。全然違うメールアドレスで送ってしまうと、誰だか判りづらくなるという問題が発生する。また、うっかり非公開メールを使わずにメールを送ってしまうと、非公開メールの運用が崩れてしまう恐れがある。

まとめ

非公開メールを使って1年以上になるが、すこぶる快適だ。こんなすばらしい機能を無料で (iCloudの費用は払っているが) 提供してくれるAppleに感謝だ。

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pupepa

COBOL Engineer

Objective-Cが書けるiOSエンジニアを一時休業してWebアプリケーションエンジニアに。

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