いまさらホームページを作る理由

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これまでいくつかのホームページ (正確にはWebサイトだし、この場合はブログを除くのだけど、あえてこう呼ぶ) とブログを作っては消し、作っては消しを繰り返してきた。

また、Web2.0と呼ばれるようになってブログを作るようになったが、何年か経つと飽きてしまってやめてしまった。Twitterをはじめるようになったのも原因なのかもしれない。

でも、最近ちょっとブログもTwitterも自分の中で違うんじゃないかと思うようになってきた。その理由は2つある。

1つは、ブログというシステムに不満があるからだ。ブログはウェブログの略なのでログ、つまり時系列で書かれた文章ということになる。それの何が不満かというと、書く内容によっては時系列で書かないほうがいいはずなのに、すべてログになってしまうということだ。

ニュースや時事ネタはブログでもいいと思うが、自分の信念や信条のような (原則) 不変なものは、ログではなく固定ページとして残すべきだと思う。

また、細かなアップデートが発生する内容の場合、新しい記事で更新内容を書いてしまうと閲覧者が最新の記事に到達しない可能性があると考えている。

例えば、「AはBです」という記事を書いたとする。その後「AはBよりもB'のほうがいいです」というアップデート記事を書き、またその後に「やっぱりAはCのほうがよかったです」という記事を書いたとする。そうすると、最新の主張は「AはCです」ということなのだけど、「AはBです」という記事が人気になった場合、検索でも「AはBです」の記事が上に表示されるようになる。すると「AはCです」の記事が読まれない可能性がある。もちろんブログでも「AはBです」の記事を「AはCです」にアップデートすればいいのだけど、時系列的に主張がアップデートしているため、新規の記事で書きたくなる。長期にわたって主張したいことは、時系列ではなく固定で書くべきだと思う。

もう一つはSaaSのプラットフォームに依存したくないということだ。これはTwitterやInstagramのようなSNSだったり、noteのような文章を書くサービスだったりする。

最近、どうもバズるとか、映えとか人間の承認欲求を刺激するようになってきていると思う。それは人がそうなってきたというよりも、SNSがそのように仕向けているのではないか。そもそも生きていく上でバズる必要なんてほとんどの人が不要である。すごい技術や成果がある人は自然と著名になるだろうし、何も持たない人が人気になることなんて空虚でしかない。実力以上の人気を得たところで、すぐに化けの皮が剥がれてしまうだろう。

また、プラットフォームのさじ加減で、自分の表現が制限される恐れがあることも納得がいかない。例えば、noteでは新型コロナウイルスのワクチンに反対する記事が検索から除外されている疑いがある。

https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/vakzin-fc-7

私は反コロナワクチンではなくちゃんと複数回ワクチンを接種しているが、個人の主張がプラットフォームによって規制されるのは納得がいかない。エビデンスも出して正しい記事を投稿しているのに、プラットフォームによって拡散されないようなケースが起きる可能性だってありえる。そう考えると、自分の主張はプラットフォームに載せずに自分のWebサイトでやるべきだと思う。それであれば自由な主張ができる。

そんなこともあり、ブログやSNSから手を引こうと考えた。その上で、自己表現の場を作りたくてこのホームページを作ったというわけだ。

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pupepa

COBOL Engineer

Objective-Cが書けるiOSエンジニアを一時休業してWebアプリケーションエンジニアに。

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