ジオシティーズという無料でWebサイトを作ることができるサービスがあった。

少年だった自分も、ちまちまメモ帳でHTMLを書いてFTPでアップロードしてWebサイトを公開していた。でもすぐに飽きてしまって更新しなくなってしまった。

ジオシティーズはもうサービスが終了してしまって、Webサイトも閲覧できなくなってしまったのだけど、有志がジオシティーズの内容をバックアップして見られるようにしているということを知った。

自分が作ったWebサイトがそこにないか探してみたのだけど、残念ながら見つけることができなかった。探しているときに気づいたのだけど、Webサイトの半数以上はちゃんと閲覧できたのだ。20世紀に作られたであろうWebサイトが、2022年の令和の時代にちゃんと見られるのかと感心した。

思うに、個人のWebサイトは下手に複雑化せずシンプルにしたほうが、後世に渡っても役割を果たすことができるのではないかと感じた。Flashを使ったサイトは今ではまったく閲覧できなくなっているわけで、それだと価値が0になってしまう。

Webサービスでなんでもできるようになり、それに伴って開発規模も大きくなっているが、大多数のWebサイトやWebサービスは軽量でシンプルなものでいいのではないだろうか。このサイトも大したことのないサイトの一つである。