鴨長明の方丈記を読んだ。
なんとなく読んだことはあったような気はするけど、内容をちゃんと覚えていなかった。いろんなものにこだわらず、生活に必要な最小限のものだけ持って生きればいい、という内容かなと思っていたけど、災害やら自身の不幸が重なった上で、そういう結論になったという話だったんだな。
なので、そういう災害がなかったり、自身の希望が叶っていたりしたら、そういう達観した考えを持つことはなかったのかもしれない。ということは、方丈記は生まれなかっただろう。後世に残るものができた、という意味では、不幸中の幸いだったのかもしれない。