時系列がバラバラに進んでいく映画や小説が苦手だ。
序盤に色々な時系列で物語が進んでいき、中盤からだんだんと詳細が明らかになってきて、最後にすべての時系列が繋がるような話のことだ。このバラバラな時系列が繋がる時、伏線がつながったようになるのでストーリーに深みが増すのだろう。
たしかにそこについては否定はしないのだけど、どうしても序盤のわけのわからなさが自分の中で納得できないことが多い。頑張ってストーリーを理解しようとしたら急に全然違う時代の話になって、またそのストーリを理解しかけたところで違う話に飛んでしまう。感情移入が妨げられるし、頭の中で?がずっと浮かんでしまう。
もしかしたら、若い人はこういうストーリーでもしっかり理解できて感情移入できるのかもしれない。歳をとったせいで早い展開についていけなくなっただけと考えると少し悲しくなってくる。中年には中年向きのストーリー展開があるのかもしれない。年齢の問題ではなく脳の老化かもしれないが。